昨日は久しぶりに東大総合博物館へ。珍しい蝶の展示がされてる、と聞いたのです。
さっそく行ってみると…。 ![]() 展示スペースとしては小規模。しかし、そこに飾られていたのは…。 ![]() ブータンシンボリアゲハ! 昨年、10月にNHKスペシャルでも取り上げられた幻の蝶なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 3つの尾を持ち、翅に大きな赤い紋があるのが特徴で、昨年80年ぶりに発見されたそうです。 ブータンシンボリアゲハという名前からも分かるとおり、この蝶はブータンに生息するもの。そしてブータンと言えば、昨年秋に来日されて話題になった美男美女のブータン国王夫妻! 実は、その時にブータンシンボリアゲハ調査隊に参加していた東京大学総合研究博物館などに贈呈されたもの。 今回の展示では、ブータン国王からのメッセージカードも展示。 ![]() ブータンシンボリアゲハの標本の入った額には、"A GIFT FROM THE PEOPLE OF BHUTAN"の文字も入ってます。 ![]() ブータンシンボリアゲハの入った外箱も豪華! ![]() さらに近縁のシンボリアゲハ3種の標本も展示されていました。 ![]() 基本的に、総合博物館は撮影禁止なのですが、今回のブータンシンボリアゲハの展示のみ撮影が許可されていました。 この展示は2/17~24まで、さらに土、日は休館、開館時間は10時~17時(入館は16:30まで、さらに22~24まではブータンシンボリアゲハの展示のみ)と、かなり期間が短いですが、入館は無料ですし、「蝉學――加藤正世の博物誌」という蝉を中心とした昆虫の展示も行われていますので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか? 東京大学総合研究博物館 |
東京薬科大学には一般の人も入れる薬用植物園があります。一般入場者は、まず記帳。
![]() 鳥小屋のような可愛い記帳台の中には、薬用植物園のパンフレットも入っています。パンフレットを見ながら、進むとまずは見本園。ちょっと雰囲気が小石川植物園に似てるかな。 ![]() 色々な薬草が育てられていて、中にはトウガラシも。 ![]() 続いては展示温室へ。 ![]() ここがスゴイのです! 一歩中に入ると、まさに南国。温度だけではなく、湿度も高くて一気に眼鏡もカメラのレンズも曇ってしまいました。そんな温室で、最初に目にしたのが、ポンデローザ。 ![]() ちょっと美味しそう!?バナナの木もあって、本当に南国みたい。 ![]() 食べもの繋がりだと、コーヒーの木もありました。 ![]() ここまでは分かるのですが、ちょっとビックリなのが、コーラの木。 ![]() 種子がコーラの原料となるらしいのですが、皆さんコーラの木なんて知ってました? しかし、ちょっとどころかすっごくビックリなのが、こちら。 ![]() 何の木か分かりますか? なんと、ショウベンノキ(小便の木)なんです。春先に枝を折ると臭気のある樹液が溢れ出てくることから、この名になったらしいのですが…。ナイスネーミングというか、お遊びが過ぎるのか(笑) 他にも自然観察路があって、こちらは短めのハイキングコースみたい。 ![]() ![]() 薬用植物の解説などもあって、勉強しながらお散歩が楽しめます。紹介しきれなかった面白植物なども沢山あったので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか? |
昨日は二限の農学部の授業が終わった後、昼休みに農学資料館に行ってみました。
![]() 小さな資料館なのですが、農学部の正門脇にあって、前から気になっていたのですよね。中もこじんまりとした資料館なのですが、ロッジっぽくてイイ感じ。 ![]() ですが、この一角に少し変わったものが…。 ![]() 好き嫌いが分かれると思うのでアップにはしませんが、忠犬ハチ公の死因を確かめるため遺体解剖した臓器などが展示されています。 …忠犬ハチ公!? 忠犬ハチ公って西郷さんの連れてた犬だっけ!? えっ、でも忠犬ハチ公は渋谷の駅前で西郷さんの銅像は上野にあったはず…。あれ!?あの二頭って同じ犬だっけ!? そうすると、忠犬ハチ公が待ってたのが、西郷さん!? 忠犬ハチ公が、どんな犬だったか思い出せず、三限の解剖の時間に身体の人達に聞いて笑われてしまったのですが、忠犬ハチ公は上野英三郎という東京帝国大学農学部の教授の飼い犬だったのですね。 それで、東大農学部の資料館にあるのも納得! ちなみに、上野にある西郷さんが連れている犬の名前はツン。 でも、忠犬ハチ公の飼い主が上野さんで、西郷さんがツンを連れている銅像があるのが上野。 ちょっと、紛らわしい気が…。 記念のスタンプなどもあるので、興味のある方は弥生キャンパスに行ったついでに覗いてみてはいかがでしょうか? |
今日は授業がなくて学校は休み。さらに今週は3日が文化の日でお休みなのでラッキーと思っていたのですが…。
お昼休みの掃除当番(笑) 身体教育学コースでは、年に二回くらいお掃除当番が回ってくるのです。 いつもお世話になっているPCルームとかの清掃なので文句はないのですが、さすがに掃除の為だけに、学校へ行ったというのも、ちょっと悔しい。 そこで、帰りに前から行ってみたかった「健康と医学の博物館」へ。東京大学医学部・医学部附属病院が創立150周年として、今年の初めにオープンしたそうです。 ![]() 本郷キャンパス内にある東大病院の前辺りにあります。 ![]() 常設展として、かつての手術道具や東大病院の歴史などが展示されています。 ![]() そして企画展として、今は「血管のひみつ」の展示がされていました。 ![]() 血液に対する考え方の歴史や年齢とともに動脈硬化などを引き起こす仕組みなどが紹介されています。そして、ちょっとびっくりしたのがこちら。 ![]() ただのテレビ画面にしか見えないと思いますが、博物館では3Dメガネを貸してくれて、心臓の拍動している様子が立体的に見えるのです! 無料の博物館なので、ちょっと立ち寄ってみると面白いと思います。 ちなみに、健康と医学の博物館のすぐ側には、ベルツの日記でも有名なベルツとスクリバという、いわゆる明治期のお雇い外国人で日本の西洋医学科に貢献、東大の教授でもあったお二人の銅像も。 ![]() 他にも加州大聖寺藩江戸上屋敷址の碑などもあるので探してみてはいかがでしょうか。 |
東大には、赤門や正門以外にもいくつか門があるのですが、その一つが懐徳門。
![]() ![]() この煉瓦は、1994年に総合研究資料館の増築に伴う発掘調査で発見された旧前田侯爵邸(懐徳館)という西洋館の基礎の一部だったそうです。 旧前田侯爵邸と言えば、駒場にいた頃に別邸と呼んでお世話になった所。そう、旧前田邸は加賀百万石大名の子孫の屋敷が、本郷から駒場に移転されたものだったのですよね。 うーん、歴史を感じるなぁ。 で、この懐徳門の側にあるのが、東京大学総合研究博物館。まさに歴史を貯蔵している場所です。 ![]() さっそく入ってみると… … 残念ながら、撮影は禁止。さらに企画展も終わったばかりで、常設展示の「キュラトリアル・グラフィティ―学術標本の表現」だけだったのですが、これもなかなか。 入ってすぐに目に入るのが、二つの頭蓋骨。他にも、土偶などがあります。基本的に、大森貝塚モースコレクションや長谷部言人の収集の頭骨など発掘者による資料の分類がされています。 個人的には、二十以上の頭蓋骨が並んでいる棚が圧巻。そして、広島・長崎の被爆資料なども興味深かったです。 東京大学総合研究博物館 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/ 規模としては大きくないかもしれませんが、本郷に来たらこちらも見学してはいかがでしょうか? |