入学してから半年、これまで書けなかったこと。
今日、出版甲子園のサイトを見ると、二次審査を通過した企画書が公開されていました。

本当はもう少し先(来月上旬)に、この事をお伝えする予定だったのですが、いい機会なので、今日は入学してからここ半年ほどかけて私が考えていた事を書いてみようと思います。

私は、東大に入学してから二つの小説新人賞に応募していました。

一つは中間小説を、もう一つはいわゆる私小説を書いて投稿しました。

何らかのツテやコネも無く、この手の賞を取る事が難しいのは、よく知っています。

ただ、当然の事ですが、応募するからには(出版甲子園の時もそうでしたが)内容がどうあれ真剣に取り組みますし、取るつもりで書いています。

一つ目の賞の最終選考は9月中旬、二つ目は10月中旬らしいので、そのいずれか、あわよくば二つとも取る事が出来た上で(出版甲子園の決勝が10月後半でしたから)「教えてお兄ちゃん」のような企画でプレゼンをすれば相乗効果につながり、話題になるかもしれないと、と考えていました。

出版甲子園に参加している時、何故「教えてお兄ちゃん」のような企画にこだわるのか、勉強法の企画を出して、その後ツテで「教えてお兄ちゃん」本を出せばいいじゃないかというメールも、いくつか頂きました。

見る方によって、私の企画は単なる悪ふざけに見えたかもしれません。

ですが私の頭の中には、投稿していた小説の事がありました。内容は、このブログでも少し触れた事がありますが、大検に合格した後に経験した暗い話を中心とした私小説です。

もし運良くこの小説が通れば、私はそれを見た方から「苦労人として真面目に生きる人間像」を抱かれてしまうだろうと考えていました。それは何としても避けたいことでした。

人は皆、多かれ少なかれ苦労や悩みを抱えて生きていると共に、どんなに辛い時でもくだらない事で笑ったりできるものです。深刻ぶってみても、腹は減りますし排泄もします。

私は真面目なだけでも、いい加減なだけでもなく、食欲も性欲も普通にあり、知的好奇心もあれば娯楽も好きな、どこにでもいる当たり前の一人の人間として表現がしたいといつも思っています。

だからこそ、真面目な本と共に、「教えてお兄ちゃん」本のようなものを作ってバランスを取りたかったのですよね。

これは私の甘さなのですが、出版甲子園の方は、二次審査の企画書をかなり気合を入れて作ったので、企画内容はともかく、三次くらいは進めるだろうと言う驕りがありました。

二次審査を通過すれば担当がつくとの事だったので、この辺の事情を説明して一緒に企画をつめていけばいいと思っていたのです。結局、事情を伝える事が出来ないままだったので、関係した方には申し訳ない事をしたなと思っています。

小説の新人賞に応募していた事を、これまで書かなかったのには理由があります。

それは過去に、投稿を公にした事により、ネット上でなりすまし等による嫌がらせを受けていた人を間近で見た事があるからです。少なくとも今回は、そういった障害がない状態で、どこまで勝負出来るのか見てみたかったのです。

ですが、恥ずかしながら、一つ目の新人賞は一次にもかすらずに落選してしまいました。噂によると二つ目の賞も既に最終候補者に連絡が行っているとの事。私には連絡が来ていませんので、ほぼ可能性は無いでしょう。

私が東大をこの歳で受験した理由の一つに「表現したい人が表現できる場所を作る」というものがありました。

もっとも私だけではなく、こういう事を考えている方は多いと思いますが、私もその一人になりたいと思っているのです。もともと、ソフト「教えてお兄ちゃん」を作ったのも、こういったソフトが便利だからという理由だけでなく、少しでも目立って、その目的に近づきたいという意図がありました。

ですから、出版甲子園のように学生の方達が力を合わせて本を出版化するという企画を見た時、面白いと思いましたし、出来れば応援したいと思っていました。

一方、私自身も本来の目的の一つである、表現したい人達の場を模索する事を、今後も諦めるつもりはありません。

今回応募した際、夢を見ると共に、当然ながら全て落ちた時の事も考えていました。この半年間、その為に犠牲にしてきたものは多く、最悪のシナリオだと来年は休学して資金作りを優先する事になるかもしれませんが、それは始めから覚悟していました。

ですがせっかく目立つ経歴を戴いたのですから、今後も客寄せパンダとしてでも目的を果たすための努力は続けたいと思っています。

その辺の事は、十月上旬(10/7以降)に二つ目の賞の結果を踏まえてまた書くつもりなので、もし宜しければその頃にでもまた見に来ていただければ幸いです。

最後に、明日28日は高認の願書締め切り日です。受験を考えている方はお忘れのないように!

テーマ:日記 - ジャンル:日記

[2009/09/27 19:45] | 日記 | page top
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