先日、東大が秋入学を検討していると言うニュースがでてましたね。昨日は、さらに濱田総長が「入学時期の在り方」についての記者会見も行っていました。
入学時期の在り方についての検討 水曜日に中間報告に関するニュースが流れた時は、大学周辺でメディアの取材を受けた人も多かったらしく、身体の人だけでも三人ほどテレビ局のインタビューを受けたとのこと。 学生同士でも話題になったのですが、基本的には、本格的に何かをするには半年は短く、結局は遊んでしまうだけではないかという意見や、勉強への意欲がある時に授業を始めないと、ずっとダラけてしまい、結局は授業にでるモチベーションがなくなりそうといった意見が多そうでした。 また国際化に関しても、様々な問題を国際化のせいにしているだけでは、という辛らつな意見まで。 私自身も、問題の一つになっている日本の大学への留学生が少ないことに関しては、入学時期を含めた大学の問題ではなく、そもそも日本という国の魅力、国力が落ちているからでは?と思ってしまいます。 英語圏でもなく、将来の見通しも不透明なうえ原発問題のある国に留学したいと思う人は少ないでしょう。 入学時期など制度的な面で外国に合わせるよりも、四季のある日本という国では、門出を祝う桜の時期に、新たなスタートを切る伝統がある、ということをもっとアピールして、日本らしさで勝負してもいいのでは、とも思ってしまいます。 もっともこれらの事は皆百も承知の上で、様々な状況や将来の問題を(これらの中にはきっと発表できないけれど、大事な問題も含めて)考えた上での結論だと思います。 始める前は色々と抵抗があっても、いざ始めてみると、案外順応できてしまうものです。特に、東大が始めれば徐々に全体も変わって、もしかしたら小、中学校などの義務教育から、いずれは秋入学に移行して国際競争力も強くなるのかもしれません。 ただ、これは今回の件とは関係ないかもしれないのですが、最近ちょっと問題があると長く続いている制度や習慣みたいなものを簡単に壊して、新たに始める傾向がある気がします。 問題があるからといって壊すのは簡単ですが、一旦壊してしまうと元に戻すのは容易ではありません。ジッと我慢して続けるのが大事なこともあると思うのですよね…。 って、ちょっと話しがそれてしまいました。 まぁ、実際には何が良いのかは時間が経ってみないと分からないので、どうなるか楽しみだったりします。 |
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