今日は久しぶりに朝のラッシュの時間帯に電車に乗りました。
やっぱり満員電車は辛いなぁ、これで本郷に通うようになったら、毎日通えるのかな、なんて思いながらドアの上をふとみると、なんと緑色をした体長5センチほどのスイッチョが…。 思わず、「ヒィッ!」と叫びそうになってしまいましたが、そこは日本男児です。恐怖を押し殺したのですが、見たくないのにスイッチョが飛びそうで目を離せません。 また、このスイッチョが悪いやつで、体よりも長く不気味なヒゲ(触角)を、ユラユラと幻惑するように動かし続けていたのです。 そして、ガタンと電車が揺れました。なんと、スイッチョがピョーンと壁から飛んだのです。 私とは違う方向に飛んだのですが、私は思わず、ビクンと体を大きく揺らしてしまいました。 混んだ電車の中で、いきなり体を大きく揺らした私は、不審者状態。周りの人達が、私から微妙に距離をとろうとしているのが感じられました。 「違うんです! スイッチョが襲ってこようとしているんです!」 そう叫びたかったのですが、私の強靭な理性がそれを抑えました。 それに、周囲の人にスイッチョの襲来を伝える前に、飛び立ったスイッチョがどこに行ったか確認しなければ、私の身が危険でした。 すると、あろうことかスイッチョは、私の左手前の青いポロシャツを着た坊主頭の男性の襟元に止まり、挑発するようにヒゲを揺らし続けているじゃありませんか! 叫びたい気持ちを必死に抑え、車内が揺れてもヤツに近づかないように、私は吊革につかまって必死に踏ん張っていました。 すると私の努力をあざ笑うかのように、またスイッチョが飛んだのです。 「ヒィッ」と小さく叫んで、私はまたビクンと体を大きく震わせてしまいました。 周囲の人達の私への不信感が強まるのを感じました。しかし、私は見たのです。私以外にも、スイッチョが見た瞬間、恐怖で体を硬直させた人を! そう、スイッチョに恐怖を感じていたのは、私だけではなかったのです。 スイッチョはその後、見失ってしまいましたが、これでもし私が叫び声を上げても、彼は分かってくれると思い、ホッとしました。 次の駅に着くと、私は人をかき分けるようにして一旦電車から降り、別の車両に移動しました。 普段は電車酔いなどしない私なのですが、今日は、この一件ですっかり疲れてしまい、電車酔いをしてしまいました。 … … と、ちょっと大袈裟に思われるかもしれませんが、ホント、スイッチョとか苦手なんですよね。 皆さんは平気ですか? |
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